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2013年04月24日

配偶者控除は不必要?

とあるニュースサイトの論説で、安倍政権が女性の社会進出を
本気で支援するのであれば、配偶者控除をなくすべきである、というものを目にした。

それによれば、専業主婦や一定所得以下のパートタイマーの女性を
優遇する税制度は、女性が積極的にフルタイムで働きに出ることを阻害するもので、
女性は内助の功に徹底すべきだ、という旧態然とした考え方に
則ったものであるし、先進国においては、女性の労働力率が高いほど
出生率も高くなるという結果が出ているのだから、この制度を廃止して、
もっと女性が働きやすい世の中に変えるべきだ、というのである。
自分は、あまりこの意見には賛成できないところである。

まず、配偶者控除を受けるのが女性限定ではないことが挙げられるし、
内助の功を否定するのは暴論だと思うからだ。

また、激務で多忙な人であれば、共働きになるよりも、家事や育児に
専念してもらったほうがありがたい、と考えるだろうし、
フルタイムで働き続けられる社会環境が整備されていない以上、
配偶者控除をなくしてしまったら、税負担が増大するだけの結果になりかねないのである。

配偶者控除は選択肢の一つとして残しておき、それとは別に、
女性の社会進出を支援する施策を打ち出すべきだろう。
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posted by かなくみ at 17:51 | 配偶者控除は不必要?